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    バレエキーワード集

    耳慣れないバレエ用語。まずはこれだけ知っていれば大丈夫!

    アポテオ—ズ

    『眠れる森の美女など典型式の全幕作品でフィナーレとなる最終場面のこと、

    アンダ—スタデイ

    代役のこと。怪我などによる降板に備え 主役ダンサーの踊りをあらかじめ学んでおくダンサーで、将来を嘱望される人材があてられることも多い。

    エトワ—ル

    パリ・オペラ座バレエで最高位のダンサーの称号。オペラ座は厳密な階級制で、エトワールは劇埸トップに任命されたエリート。その下に、プルミエ・ダンスール(女性はプルミエ・ダンスーズス)スジェ、コリフェ、カドリーユがあり、プルミエ・ダンスールまでは毎年12月に行われる昇進試験により界格する。

    上手・下手(かみて・しもて)

    舞台用語で、容席から見て舞台の右端が「上手」、 が「下手」。

    ガラ

    フランス語で「特別公演」のこと。 シーズン初日や最終日、記念公演などの節目に行われる。日本では複数のパ・ド・ドゥなどにより構成されるコンサー卜形式の公演を「ガラ」と呼ぶことも多い。

    キャラクターダンス/キャラクテ—ル

    民族舞踊のリズムやステップをバレエに取り込んだダンス。『白鳥の湖』 第三の民族舞踊 (スペイン、ナポリ、ハンガリー、ポーランド)が典型。また 脇役、年長者の役、喜劇的な役、進行役などの演劇的な役割を担うダンサーまたは役柄を指すこともある。例としては『白鳥の湖』の道化、『眠れる森の类女』のカラボス、『くるみ割り人形』のドロッセルマイ

    ヤーなど。

    グラン・パ

    主役二人の踊りに、ソリストやコール・ド・パレエの踊りを加えて踊られる形式。『ライモンダ 『パキータ』などの採取幕に見られる。 主役二人によるダラン・パ・ド・ドゥとは区別され、規模が大きい。

    芸術監督

    バレエ団の芸術而の運営責任者。 上演作品の選定、振付家との交涉、ダンサーの配置と採用などがおもな仕事。首席振付家を兼ねる、バレエ学校の監督も行う、財務面の統括も兼ねるなど、パレエ団によって仕事内容は異なる。

    コールド・バレエ

    群舞のこと。『白烏の湖』第二幕で白鳥たちがさまざまなフォーメーションを見せる群舞、 ジゼル第二幕でウィリーが左右から交遊していく群舞、『ラ・バヤデール』第三秘の連続アラベスクでの群舞シーンなどでは大きな拍手が贈られる。またはダンサーの階級でいちばん下の位も指す。

    コンクール

    ダンサーが集い、その技量や表現力を競い合う場。プロのダンサーが対象のものと、生徒が対象のものがある。代表的な国際コンクールは以下のとおり(ヴァルナ国際 バレエコンクール) ブルガリアのヴァルナで開催。1964年創設の最も長い歴史をもつコンクールで、審査は野外側場で行われる。(モスクワ国際バレエコンク—ル) 四年に一度、ボリショイ劇場で開催される権威あるコンクール。グリゴローヴィチをはじめ、審査員もそうそうたる顏ぶれ。1969年創設。

    全幕バレエ

    バレエ公演の場面の区切りを「幕」といい、休憩をはさみ、ひとつながりの内容を複数幕(おもに二~四幕)にわたって上演する作品を 全幕バレエと呼ぶ。

    タイトルロ—ル

    標題役。作品のタィトルと同名の主人公、主役の意。

    ダンス—ル ノーブル

    男性ダンサ—のうちスラリとして高貴な雰囲気をまとった「王子さまタイプ」のダンサ—をタンスール・ノーブルと呼ぶ。

    ディヴェルティスマン

    ストーリーの流れとは直接関わりなく、多彩なダンスが連続して踊られる場而のこと。『くるみ割り人形』 第二幕お菓子の国でのアラビアなどの踊り、『眠れる森の美女』第三幕結婚式での赤ずきん、青い鳥などの踊り、 「白鳥の湖」第三幕の民族舞踊など。

    ドゥミ・キャラクテ—ル

    ダンスール・ノーブルとキャラクテールの中間的なのダンサーのこと。正統的な技術と、演劇的性格や喜劇的性格をあわせもつ。

    フランス語で「踊り 「ステップ」。

    パ・ド・ドウ

    男女二人による踊りのこと。三人の踊りはパ・ド・トロワ、四人の踊りはパ・ド・カトル。古典作品の最大の見せ場となる主役二人の踊りをとくに「グラン・パ・ド・ドゥ」と呼び、入場の「アントレ」に続き、ゆるやかな曲調で二人が踊る「アダージオ」、男女がそれぞれソロで妙技を晃せる「ヴァリエ—ション」しめくくりに二人で踊る「コーダ」のニ部分からなる。

    バーレッスン

    クラシックバレエの訓練の基本となるレッスンで、腰の高さのバーにつかまって「アンシェヌマン」と呼ばれる数種類ステップの組み合わせを繰り返し行う。バーレッスンを終えると、ジャンプや回転の練習を行うセンター・レッスンを行う。バレエ ダンサーは毎朝必ずバーレッスン、センター・レッスンを受ける。

    プリマ・バレリーナ

    頂点をきわめた女性ダンサーへの敬称。「バレリーナ」も敬称で、 優れた女性ダンサーを指す

    プリンシパル

    パリ・オペラ座の「エトワール」をはじめ、バレエ団により呼び名は異なるが、一般にダンサーの階級の頂点に位置するダンサーをプリンシパルという。

    ポアント

    トウ・シューズのこと。また動きを示す用語として、「ポアント」とはつま先の先端で立つこと、「ドウミ・ポアント」とは指の付け根で立つ事「ポアントワーク」とは女性のつま先の動きのこと。

    レヴェランス

    フランス語で「お辞儀」のこと。踊り終わったカーテンコールなどでダンサーが見せる。

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