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    バレエ/眠れる森の美女

    百年の時を超え、結ばれるプリンセスとプリンス

    ブロローグ太陽王ルイ14世時代のフランスを思わせる王宮。フロレスタン王と王妃の間に、待ちに待った赤ん坊が生まれた。洗礼式の日、オーロラ姫と名付けられた赤ん坊に、妖精たちが一つひとつ美徳の贈り物をする。「やさしさ」「勇気」「元気」「のんき」。ところが、突然雷鳴がとどろき、祝宴に招待されなかった悪の精カラボスが、どす黒い怒りに燃えながら手下を従えて現れる。「姫は美しく成長するだろう。だが16歳の誕生日、糸紡ぎの針に指を刺されて死んでしまぅのだ!」姫にかけられた恐ろしい呪いに、嘆き悲しむ王宮の人々。だが、最後に残ったリラの精が、新たな魔法で希望をつなぐ。「姫は死ぬのではなく、百年の眠りにつくだけです。ひとりの王子のくちづけが姫を目覚めさせるでしょう」。 王宮に安堵の空気が流れ、王は国中の紡ぎ針を焼き捨てよと命令を下す。

    第一幕・・・時が流れ、十六歳の美しい娘に成長したオーロラ姫 「姫の誕生日の祝宴」が催される。若い男女の村人が踊る花のワルツが終わると、いよいよ姫が姿を見せ、求婚者の王子たちと優雅な踊り「ローズ・アダージオ」を披露する。人々が幸福感に酔いしれるなかみすぼらしい老婆がそっと姫に近づき、花束を差し出す。疑うことを知らない姫は素直に花束を受け取り、そのなかに仕掛けてあった針で指を傷っけ 深い眠りに落ちてしまう。正体を現し、あざ笑いながら去って行くカラボス。だが再びリラの精が現れ、魔法をふるって城と人々をともに眠りにつかせる。

    第二幕・・・百年の時が過ぎ、デジレ王子と貴族たちが森へ狩をしにやってくる。王子がもの思いにふけっているとリラの精が現れ、オーロラ姫の幻を見せる。その美しさに魅せられた王子は、ぜひとも彼女に愛を捧げたいとリラの精に告げる。二人は魔法の船に乗っていばらに覆われた城へと向かい、そこに巣食っていたカラボスを退け、ついに姫の部屋にたどり着く。王子が姫にくちづけすると、呪いは破れ、姫も城の人々もいきいきとした姿を取り戻す。

    第三幕・・・オーロラ姫とデジレ王子の結婚式が華麗に幕を開ける。長靴をはいた猫や青い鳥とフロリナ王女など、さまざまな童話の主人公が招かれ、お祝いの踊りを披露する。最後に姫と王子が美しくもおごそかなグラン・パ・ド・ドウを踊り、すべての人の祝福のなかで全編の幕が降りる。

    1890年に初演された『眠れる森の美女』は、バレエのなかのバレエと言われ最も豪華な作品として知られている。クラシックバレエはロシア帝政時代に花開くが、その拠点であったマリインスキー劇場が、富と人材を惜しげもなく注ぎ込んで作り上げたのがこの作品だ。物語はフランスの作家シャルル・ペロの里話からとられ、衣裳、美術、音楽のモデルも、宮廷バレエが隆盛をきわめたフランスのルイ14世時代に設定された。そうして誕生したのが、チヤイコフスキーの宝石のような音楽とプティパ振付の様式美がみごとに調和した 『眠れる森の美女』だったのだ。 大作ゆえに上演には多額の費用と実力のあるダンサーを多数そろえることが必須条件。この作品を上演しようとして経営危機に陥ったバレエ団もあることは有名だ。

    バレエの鑑賞を初めて行かれる際には見に行くバレエのお話しを予習しておく必要がある。何も知らないでバレエを鑑賞しても正直さっぱり内容が分からない。舞台演出が美しいなどの雰囲気は見てわかるが、しっかりとバレエを楽しみたいと思った時は何かしらの予習をしてから見に行くことをお勧めする。

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