• 相模原・町田バレエ教室の口コミ・おすすめ比較
  • 口コミから主観も合わせてオススメバレエ教室おすすめを比較・紹介
  • バレエ/オネーギン

    トップページ
    お気に入りに追加
      

    バレエ/オネーギン

    初恋の相手との再会、揺れる思いと苦悩 巨匠クランコが描いた大人の愛の軌跡クランコ振付の三籍六場のバレエ。プーシキンの韻文小説『エフゲニー オネギン』にもとづき、ヒロインタチヤーナの愛と苦悩、「醜い アヒルの子」から貞淑で教養深い理想的女性への成長を、じつに味わい深くデリケ 卜に描く。

    ロシアの片田企 のとある町に、タチヤ ナが母と妹オリガとともに暮らしていた。年頃という のにお洒落にも関心がなく、本を読んでは空想にふけっている 娘である。ある日オリガの婚約者レンスキーが、見知らぬ男性を連れてくる。黒ずくめの垢抜けた装いに洗練された立ち居振る舞いのこの男、オネーギンにタチヤ ナは一目で夢中になる。

    その夜、彼女の夢にオネーギンが現れ、明け方目覚めた彼女は、熱い思いを手紙にしたためる。

    だが彼はタチャーナの思いを拒絶し、のみならず、退屈しのぎにオリガを誘惑。激怒したレンスキーと決闘となる。心ならずも親友の命を奪ったオネーギンは、放浪の旅へ。そしてタチヤーナは、かねてから求されていたグレ—ミン公爵にぐ。久々に首都ペテルブルグに戻ったオネーギンは、その教獲と人柄で社交界の華となっていた夕チヤーナと再会し、恋に落ちる。

    そして長い求愛の手紙を送るが、彼女は、いまも変わらぬ若き日の思いに苦悩しながらも、彼を拒絶するのだった。

    卓越した語り口と、す みどころベての登場人物を慈しむかのよぅな温かく繊細な視点によって、比類のない物語バレエを作り上げたクランコの、最高傑作。オペラ化され成功した文芸名作を原作としながら、広く知られたオペラ曲の力に頼らず、ほかの楽曲を用いる手法は、『マノン』 マクミランや『樁姫』 ノィマィヤ— にも多大な影響を与えた。

     

    タイトルロ—ルは、黒尽くめの 醒めた教養人。かたやヒロインは、見地味な片田舎の少女。バレエ の典型からはみ出した二人の、す れ違いながら絡み合い、熱く燃え 上がりながら結ばれることのない悲恋を説得力のある振付で描く 二つのパ・ド・ドウがみどころである。第一幕第二場の「鏡のパ・ド・ドウ』は  初恋に舞い上がるタチ ヤ—ナの高揚感をスピードあふれる旋回で、夢に見る恋の成就を高いリフトでクライマックスの「手紙のバ ・ド・ドウ」は、高い倫理観と教養を持ち合わせたがゆえの彼女の深い苦悩と、絶望的 なまでに深められた彼の愛を、引 きずるような歩行などの写実的な演技を交えて描く。

    トップページ